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2007年 07月 27日
22日から25日まで函館に行ってきました。
私にとっては初めての北海道。 飛行機から見る緑の大地は、イギリスの郊外にも似てとてもきれいでした。 今回の函館旅行の目的は「バスク料理」を食べること。 どうして函館でバスク?と言われますが、函館にバスクで修行をしていらした深谷宏治さんのお店に伺うのがこの旅のメイン。午後6時50分に函館に到着し、その足でレストランに伺いました。 北の海に面し、豊かな海産物を使った料理が多いバスク地方の料理。スペインとフランスに囲まれ、食の豊かな場所です。ロンドンに住んでいた当時「是非バスクに行ってみたい!」と思いつつ、独立運動などで治安が安定せず、行くことが出来ませんでした。 タラやアサリ、イカやマグロなどを使ったお料理。また、生ハムを代表とする豚肉を使った料理、羊の煮物やそれらの内臓を使った料理も豊富。それらの素材は函館の特産とかぶるところがとても多く、深谷さんは故郷函館でバスク料理のレストランを営んでおられます。 初日は「ピンチョス」と呼ばれるスペインの「おつまみ」を色々味わえるコースをお願いしました。サングリアを飲みながら、手作りのアンチョビや生ハム、美味しい野菜のガスパチョや鱈のピンチョスを頂きました。 びっくりしたのはあまりに優しい味だということ。今までのスペイン料理では味わったことのない「普通」の味だったということです。誤解のないように付け加えますが、我が家で「普通」という表現を使うのは「とっても美味しい」という意味です。良い素材をより美味しく食べる-手間は惜しまず、ただし、何かで味を加えるのは最小限で-という我が家のコンセプトにぴったりで、食べた後に嫌な後味が全く残らない味なのです。 旅の最終日に深谷さんとお話しするお時間を頂きました。一緒にピンチョスをつまみながら深谷さんは「僕の料理は『まともな味がする』と思うんですよ」とおっしゃいました。私達は大きくうなずき、私はこの方は素晴らしい人だな、と確信を持ちました。 スペイン料理はとてもシンプルで、私達は大好きです。手間を惜しまず、良い素材を最小限の味付けで頂く。それを実践されている料理人の方がここにおられるのだなあ、と本当に感動しました。 ともすれば、主張が強く、味にもそれが現れているのが料理だと思われがちですが、この「ほっ」とする味は深谷さんのお人柄そのものなんだな、と思いました。 私も肩肘張らず、美味しいと思えるものを素直に調理し、味わう毎日を続けて行きたいと思いました。 美味しいバスク料理の御報告は、もう少々お待ちください♪
by nh_takahashi
| 2007-07-27 18:21
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